menu

企画展 【浮世絵で楽しむ源氏物語】-「偐紫田舎源氏」の世界-

企画展 【浮世絵で楽しむ源氏物語】-「偐紫田舎源氏」の世界-

今源氏錦絵合 花宴 八

会期

2017年01月20日(金)〜 2017年03月05日(日)

主催

那珂川町馬頭広重美術館

開館時間 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで)
休館日 月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日
入館料

大 人:500円(450円)
高大生:300円(270円)
※()は20名以上の団体料金。
※中学生以下は無料。
※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添1名は半額。

開催趣旨

「源氏絵」と聞いて多くの日本人がまず思い浮かべるのは、平安時代の小説『源氏物語』を絵画化した雅な絵巻かもしれません。
しかし、江戸時代後期に庶民の間で流行した「源氏絵」は、合巻『偐紫田舎源氏』(柳亭種彦作・歌川国貞(三代豊国)画)の場面や、その主人公、足利光氏を描いた浮世絵でした。
『偐紫田舎源氏』は、『源氏物語』を室町時代に置き替え、光氏の好色遍歴にお家騒動を絡めた物語です。文政12年(1829)に初編が刊行されるとたちまちベストセラーになり、次々と続編が作られていきました。その人気を受けて物語の場面や登場人物が錦絵にも描かれるようになったのです。
『偐紫田舎源氏』は、時の将軍徳川家斉の大奥生活を描いているのではという噂のためか、あるいは豪華すぎる本の故か、天保の改革の折に物語の結末を見ることなく絶版の処分を受けます。しかし、そんな事件にもかかわらず足利光氏の人気は衰えることを知らず、「源氏絵」はその後も多くの浮世絵師たちによって描かれ続けていきました。
本展では、『偐紫田舎源氏』の挿絵を担当した三代歌川豊国の代表的な「源氏絵」シリーズである「今源氏錦絵合」を中心に、さまざまな「源氏絵」をご紹介します。紫式部の書いた『源氏物語』とは少し違ったストーリーを味わいつつ、当時の若者に影響を与えた光氏の髪型や洒落た装いにも注目して「源氏絵」の世界をお楽しみ下さい。

ミュージアムトーク(展示解説)

1月21日(土) 午後1時30分〜 当館学芸員

関連イベント

十二単着装ショー 2月5日(日) 午後1時30分〜
(協力/ハクビ京都きもの学院栃木校)

ページトップへ