秋季特別展 「北斎と広重二大巨匠の名品展」
秋季特別展 「北斎と広重二大巨匠の名品展」
会期
2014年09月12日(金)〜 2014年11月24日(月)
前期:2014年09月12日(金)〜 2014年10月13日(月)
後期:2014年10月18日(土)〜 2014年11月24日(月)
主催
那珂川町馬頭広重美術館
開館時間 | 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで) |
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休館日 | 前期9月16日・22日・29日、10月6日(展示替え10月14日から17日) 後期10月20日・27日、11月4日・10日・17日 |
入館料 | 大 人 700円(630円) |
開催趣旨
浮世絵の人気を二分する葛飾北斎(1760〜1849)と歌川広重(1797〜1858)。二人は、江戸時代後期に浮世絵風景版画において著しい活躍を見せ、数々の名作を残しました。
葛飾北斎は、世界で最も有名な浮世絵、「大波(神奈川沖浪裏)」を含む「冨嶽三十六景」の作者として知られています。これらの作品は、文政(1818-30)末年頃に出版されました。富士山を関東周辺各地から眺め、その姿形の違いを描き分けたこの揃物は、それまで浮世絵の中で人物や物語の背景としてしか描かれてこなかった風景を主役として打ち出したもので、名所絵が流行るきっかけとなりました。
その後の名所絵ブームの中で頭角を現したのが広重です。北斎の「冨嶽三十六景」に遅れること数年、広重は、版元・竹内孫八と鶴屋喜右衛門の合同出版による揃物「東海道五拾三次」を発表しました。東海道の名所を大判で初めて扱ったこの揃物は大当たりをとり、この後、広重は名所絵の第一人者としての地位を確立します。
本展では、北斎の「冨嶽三十六景」、「諸国瀧廻り」、「諸国名橋奇覧」や、広重の保永堂版「東海道五拾三次」、「冨士三十六景」など、二人の風景版画の代表作を一堂に展示します。また、これまでほとんど展示されることのなかった北斎の「千絵の海」や「雪月花」、そして北斎と広重の貴重な肉筆画も併せてご紹介します。
風景画の二大巨匠、北斎と広重の繰り広げるすばらしい芸術世界をご堪能下さい。
ミュージアムトーク(展示解説)
前期 9月13日(土) 午後1時30分〜 後期 10月18日(土) 午後1時30分〜 ※要観覧料