企画展 「文明開化と蒸気機関車」
企画展 「文明開化と蒸気機関車」
会期
2013年08月09日(金)〜 2013年09月08日(日)
主催
那珂川町馬頭広重美術館
開館時間 | 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで) |
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休館日 | 毎週月曜日(8月12日を除く) |
入館料 | 大 人 500円(450円) |
開催趣旨
西洋で蒸気機関車がはじめて走ったのは1825年、イギリスのストックトン〜ダーリントン間でした。日本では47年後の明治5年(1872)9月2日に新橋〜横浜間が正式に開通しました。ただし蒸気機関車と客車はイギリスから輸入し、鉄道の設計はイギリス人のエドモンド・モレルが行い、機関車もイギリス人が操縦しました。品川から横浜の間を徒歩だと6時間以上掛かりましたが、蒸気機関車は約53分で走りました。この速さは当時の人たちには驚異的だったようです。料金は上等1円12銭5里、中等75銭、下等37銭5里の三段階に分かれ、(当時の50銭は現在の5000円に相当)乗車料金が高かったために利用できたのは交易で滞在している外国人、雇われ外国人、裕福な日本人くらいでしたが経営は黒字でした。
はじめて鉄道が開通してから17年後の明治22年には新橋〜神戸間が開通し、明治30年代には7000kmの鉄道網を敷設しました。鉄道の普及を急いでいたことが伺われます。
この度は江戸から明治に変わり西洋化していった時代を錦絵に描かれた蒸気機関車を通して世相を概観したいと思います。
ミュージアムトーク(展示解説)
当館館長 8月10日(土) 午後1時30分〜 ※要観覧料