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開館10周年・合併5周年記念企画展 「近代版画のはじまり」

開館10周年・合併5周年記念企画展 「近代版画のはじまり」

会期

2010年06月25日(金)〜 2010年07月25日(日)

主催

那珂川町馬頭広重美術館

開館時間 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで)
休館日 月曜日、祝日の翌日
入館料

大 人    500円(450円)
高大生  300円(270円)
※()は20名以上の団体料金。
※70歳以上の方、中学生未満は無料。
※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添1名は半額。

開催趣旨

江戸時代に開花した浮世絵は、錦絵という多色摺り版画の技法の発達により市井に普及し多くの浮世絵師を生み出しました。しかし明治時代になると西欧から印刷機や写真機が輸入されると浮世絵の出版は衰退しはじめます。同時期の西欧ではジャポニスムが席巻し芸術文化に影響を与え、その中心となった浮世絵は多くのコレクターを育てました。しかし日本では大正期になるとほとんどの絵師が消滅し、摺師や彫師が細々と仕事を続けていました。西欧で高い評価を受けている浮世絵をもう一度蘇らせるために渡辺庄三郎により大正新版画運動が起こります。この運動は浮世絵版画の制作過程と同じ彫師、摺師、絵師の三者協同で行う方法で作品を制作します。川瀬巴水は日本の美しい風景を叙情豊かに表現し「旅の版画家」「昭和の広重」と異名をいただくほどの高名な絵師になり、伊東深水は美人画の名手、役者絵は名取春仙、山村耕花が独特の作風で作品を手がけました。
この度は、近代版画の創生期に活躍した川瀬巴水、伊東深水、名取春仙、山村耕花などの作品で芸術品の域まで達した新版画を展示いたします。浮世絵から続く近代版画の世界をご堪能下さい。

ミュージアムトーク(展示解説)

6月26日(土) 当館学芸員 午後1時30分〜 ※要観覧料

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