特別展 「初代広重没後150年記念 初代広重と二代広重の諸国名所絵展 -六十余州名所図会と諸国名所百景-」
特別展 「初代広重没後150年記念 初代広重と二代広重の諸国名所絵展 -六十余州名所図会と諸国名所百景-」
会期
2007年09月29日(土)〜 2007年12月02日(日)
前期:2007年09月29日(土)〜 2007年10月28日(日)
後期:2007年11月01日(木)〜 2007年12月02日(日)
開館時間 | 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで) |
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休館日 | 展示替え期間(10月29日〜10月31日) 毎週月曜日(祝日除く)、祝日の翌日 |
入館料 | 大 人 800(720)円 ※()は20名以上の団体料金。 |
開催趣旨
歌川広重(1797〜1858)は、晩年に「六十余州名所図会」(大判70枚揃 嘉永6年7月〜安政3年9月改印 版元:越村屋平助)の大作を制作し、二代歌川広重(1826〜69)も同じテーマで「諸国名所百景」(大判85枚(未完) 安政6年4月〜文久元年9月 版元:魚屋栄吉)を手がけています。ただしほとんどの作品は、初代広重、二代広重共に各地に旅することなく種本などを参照しながら江戸の画室で制作しています。初代広重は種本に描かれた名所地の風景に天候、四季、時刻などを取り混ぜ、原画よりリアルな空間表現と抒情性豊かな作品に仕上げました。二代目広重も同様に種本から図様を拝借し、初代広重の画風の継承者らしく空間の広がりや鮮やかな色彩を用い初代広重に負けない心象風景的な風景画に仕上げています。 この度は、初代広重と二代目広重が諸国名所という同じテーマで制作した作品を同時に展示することにより二人の個性の違いや初代広重から二代目広重に継承され発展した技法や画法などを紹介いたします。
ミュージアムトーク(展示解説)
当館学芸員 午後1時30分〜 ※要観覧料 前期 9月29日(土)、10月13日(土) 後期 11月3日(土)、11月17日(土)
記念講演会
当館視聴覚研修室 午後1時30分〜
10月7日(日)学習院大学講師 藤澤 紫氏
演題「広重の名所絵」
11月11日(日)当館学芸員 市川信也
演題「広重の旅日記」