浮世絵・合筆の時代
浮世絵・合筆の時代
会期
2005年02月10日(木)〜 2005年03月13日(日)
開館時間 | 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで) |
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休館日 | 毎週月曜日 |
入館料 | 大 人 500(450)円 |
開催趣旨
不特定多数の享受者に向けて制作された浮世絵は、絵の面白さや画題の工夫、名のある絵師の登用、企画力などで売れ行きが左右されました。その作品がヒット作となるかは、版元の、あるいは絵師の腕にかかっていました。彼らは、時代が何を求めているのかを見極め、商品として価値のある独自の作品を作り出そうと努力しました。
しかしその一方で、1シリーズあるいは1枚の絵を複数の絵師が一緒に手がけた、合作・合筆と呼ぶべき作品も存在します。本来ライバルであるはずの絵師達による合作・合筆作品は、制作側からすれば多くの購買層を獲得できる、享受者からすれば1度に何人もの絵師の絵を楽しめる実に魅力的な商品であったはずです。その意味で、広重・国貞(3代豊国)・国芳をはじめとする歌川派が人気を博していた幕末期は、彼らの合筆作品が積極的に制作された時代として特筆されるべきでしょう。
このたびは、広重の活躍した幕末期を中心に、合作・合筆による浮世絵作品の様相をご紹介いたします。当時の人気絵師達の絵をいくつも堪能できる合筆のお得感をどうぞお楽しみください。
ミュージアムトーク(展示解説)
当館学芸員 平成17年2月12日(土)・平成17年2月26日(土) 平成17年3月5日(土) いずれも午後1時30分〜