企画展 二つの百人一首 《小倉擬百人一首》と《百人一首之内》
企画展 二つの百人一首 《小倉擬百人一首》と《百人一首之内》
会期
2022年06月23日(木)〜 2022年07月31日(日)
開館時間 | 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで) |
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休館日 | 月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日 |
入館料 | 大 人:500円(450円) |
開催趣旨
藤原定家によって撰ばれ、鎌倉時代初期に成立した秀歌撰である百人一首は、江戸時代には身分を問わず様々な人々に親しまれました。そのなかで、百人一首の和歌に別の物語や当時の流行を重ねる遊びも生まれました。本展では、幕末の浮世絵の巨匠たちによる「小倉擬百人一首(おぐらなぞらえひゃくにんいっしゅ)」(三代豊国、国芳、広重)と「百人一首之内」(国芳)の二つの錦絵シリーズを紹介します。
「小倉擬百人一首」は、和歌と当時よく知られていた物語や芝居などを言葉遊びで繋げたものです。「百人一首之内」は、和歌を実際の情景に当てはめたもので、どちらもユーモアとウィットに富んだ作品です。私たちが思い描く雅で美しい和歌の世界とはひと味もふた味も違う江戸時代の百人一首を、那珂川町馬頭広重美術館の浮世絵でお楽しみ下さい。
************* 小倉百人一首の成立 *************
公家で歌人の藤原定家は、下野(栃木県)の御家人である宇都宮氏五代目当主の頼綱(蓮生)と親しい間柄でした。文暦2年(1235)の夏、頼綱は京都嵯峨の別荘の障子に飾る色紙を定家に依頼しました。これに応じて定家が天智天皇から当代に及ぶ歌人の和歌を一首ずつ撰び、色紙に書写して贈ったものが「小倉百人一首」の原型といわれています。
ミュージアムトーク(展示解説)
6月25日(土)午後1時30分から