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壱 清水清はる 藤川友吉 弐 淀平 尾上松助 三 清玄あしゃり 坂東三津五郎 四 こし本つまぎ 中むら松江 五 さくらひめ 市川傳蔵

歌川国貞

壱 清水清はる 藤川友吉 弐 淀平 尾上松助 三 清玄あしゃり 坂東三津五郎 四 こし本つまぎ 中むら松江 五 さくらひめ 市川傳蔵

国貞の比較的初期の役者絵作品。5枚続だが、1枚ごとに役者を一人ずつ配し、単品でも鑑賞に耐えられる、役者絵に一般的な構成の作品。
役者と役柄から、この舞台は文化11年(1814)3月に中村座で上演された「花雲宿色衣(はなのくもやよいのいろごろも)」と判明する。本演目は新作なので、この作品は開幕後に絵師が舞台を取材してから製作にかかったのだろう。各役者の面貌は微妙に描き分けられており、特にそれぞれの目の表現は特徴的である。

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