那珂川町馬頭広重美術館公募展「那珂川町を描く-心に残る風景-」表彰式を開催しました
12月22日(金)に公募展「那珂川町を描く-心に残る風景-」の表彰式を執り行いました。
大賞・準大賞・奨励賞・審査員特別賞を受賞された皆様にお集まりいただき、当館館長の大野正勝より表彰状と賞品が授与されました。
一般の部の大賞には那須烏山市の檜山絢子さんの作品《簗打つ水の音》が選ばれました。
【審査員コメント(大野正勝/那珂川町馬頭広重美術館館長)】
応募作品には風景を描いたものが多く寄せられ、緑豊かな那珂川町を実感いたしました。
一般の部の対象に選ばれた檜山絢子さんの《簗打つ水の音》は抑制の効いた画面構成の中に簗が仕掛けられた那珂川の風景が描かれ作者の力量の大きさを感じます。
準大賞の2点、岩本紀子さんの《武茂川新緑》は水面や河川敷の森の表現から作者の思いが伝わってきます。星和真さんの《夕刻の那珂川》は江戸期の琳派の意匠にも通じる大胆な画面構成と色彩表現が評価されました。
子どもの部の大賞は該当する作品がありませんでしたが、準大賞の2点、村越希美さんの《れっどりーふ is びゅーてぃふる》の白壁、武士千鶴さんの《大好きだった公園》の乗り手のいないブランコがそれぞれ印象的でした。
将来、この展覧会によって緑豊かな里山と文化の町として那珂川町がより広く知られるようになり、当館の展覧会であると共に那珂川町の公募展として広く認知されることを願っております。どうか今後とも皆様のご理解とご声援をお願いいたします。